昇進は通常、会社での地位を確固たるものにする節目と考えられている。しかし必ずしもそうではないことが、新たな調査で明らかになった。  人事管理システムを手掛けるADPによると、多くの従業員が初めての昇進の直後に退職している。同社の研究所は2019~22年に米労働者120万人以上の職歴を分析し、29%の人が最初の昇進後1カ月以内に仕事を辞めていることを明らかにした。昇進を経験していない同様の労働者の離職率は推計18%だった。