若いうちに挑戦
ダメならコンサルに戻る
筆者が共同代表を務めるコンサルティング会社では、残念ながら毎年一定数の退職者が出る。彼らの多くは、起業をしたり、スタートアップ企業へ入社する。
現在50代半ばである筆者の過去の常識では、起業やスタートアップへの転職は大きな賭けだった。しかし今、退職していく彼らには、リスクを背負う悲壮感はない。
彼らは口を揃えて言う。「今若いうちに、起業やスタートアップへの転職を挑戦してみたい。うまくいかなかったらコンサル業界に戻りますから、大丈夫です。」と。
コンサルティング会社の経営側からすると、心地よい言葉ではない。しかし、自分の立場を横においてマクロ的に見ると、これは良いことなのかもしれないと感じる。