20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

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 今回は関東私立のなかでもトップクラスに位置付けられる3校の法学部の特徴についてそれぞれ紹介する。

早稲田大学・法学部

 司法・法律専門職、企業・渉外法務、国際・公共政策という3つの主専攻がある。他の学問領域を学びたい人向けに副専攻制度もある。講義についても「授業の内容が多彩で面白い」(法学部生)といった声が多い。

 大多数の学生が、法学勉強サークル(法サー)に所属し、過去問やノートを融通し合って、テストに備える。卒業生の約12~15%が法科大学院(他大含む)に進学。学部を3年で卒業し、最短5年で司法試験を受ける「法曹コース」も。2022年に「先端科学技術と法コース」を新設。「ゼミによってガッツリ学ぶところとゆるいところの差が大きい」(法学部生)。