別れ話は、相手の気持ちを考えて曖昧な言葉で優しく伝える人も多いが、脳内科医で、「脳の学校」の代表や加藤プラチナクリニックの院長も務める加藤俊徳(かとう・としのり)さんは、「上手に別れたいなら、別れたい理由を明確にわかりやすく伝えることが大切。相手の脳が『縁の切れ目』『今までと違う』と理解できるようにはっきりと示すのがポイント」と話す。加藤さんが監修した『脳ドクターが教える 脳とココロの引き寄せルール』から、恋人と上手に別れる方法を抜粋して紹介する。
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そもそも「縁を切りたくなった」ということは「方向性が違ってきたよ」という脳からのサインです。ところが相手は「今まで向き合っていたのになんで急に後ろを向くの?」とわけがわからない。上手に縁を切るためには、向いている方向が違うんだということを相手に確実に理解してもらわなければいけません。別れたい理由づけを明確にすることは、引き寄せ的にも、相手をストーカー化させないためにも大事なポイントです。
自分は何もしないで相手のほうから嫌いになってくれたらいいのに…というのは難度が高すぎます。人は生き物ですから、相手を思い通りにコントロールすることはできません。“縁の切れ目”を判断するのは脳なので、相手の脳にもわかるように切れ目を示してあげる必要があります。