真の目的が見えてくるたった1つの質問

 対して、深く考えることができる人は、作業をする前に必ず果たすべき真の目的を明確にします。先ほどの例で言えば、サービスを導入してもらうにはどうするのが適切かを考えますし、極端に言えば、会社にとってどうするのが一番いいのかまで考えることができます。

 そのため、もしかすると想定とは違う作業をしていたとしても最終的に結果を残すことができ会社から重宝される人材になるわけです。

 この深く考える習慣を身につけるのは別に難しいことではありません。仕事をする前に「これの目的ってなんだっけ?」と自分に問うだけです。

 それで作業内容と目的が合致すればそのまま作業すればいいわけですし、もし違うと感じたならば、作業を変えるなり、上司に相談するなりしてやることを変えていきましょう。

 それでも「いいから言う通りにやれ!」と言ってくる人は少し乱暴な言い方になりますが、深く考えることができない人なので放っておいて大丈夫です。どうしてもやらなければいけない場合は、「その人を納得させる」ことを目的に設定し最小限の作業で抑えるようにしましょう。

 少し話は脱線しましたが、目的を問い直すだけで、仕事の効率は一気に上がり、自分も大きく成長できます。同時に決して難しいことではないので、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。