20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である本書の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2022年12月時点に執筆した『大学図鑑!2024』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

 関西を代表する私立大学がいくつかあるが、その中でも代表的なのが、関関同立の4校だろう。それぞれ京都・兵庫・大阪を代表する人気の学校だ。

 今回はそんな4校の文学部がそれぞれどんな雰囲気なのか紹介する。

同志社大学・文学部

 英文、哲学、美学芸術、文化史、国文の5学科。副専攻の制度が充実していて、学科の枠を超えて学ぶことも可能。最も人数の多い英米学科は女子が6割を占め、華やかな雰囲気。
「ゼミはアットホームで好きなことが研究できる」(美学芸術学科生)など自由度の高さを挙げる声も多い。

立命館大学・文学部

 人文学科のみ。8学域・18専攻ある。学域は人間研究、日本文学研究、日本史研究、東アジア研究、国際文化、地域研究、国際コミュニケーション、言語コミュニケーション。学域は入学時に、専攻は2年次に選択する。

 男女ともにまじめで、語学や基礎演習で似た者同士が友達になっていく。「京都学」と「デジタル人文学」のクロスメジャー制度も。