僕たちはみな「上場」している
実際に、個人の信用を計量化する指標はどんどん出てくる。たとえば、以下のようなものは立派な信用(またはお金)の源泉である。
・書いているブログの読者の量と質
・本を出していることと、そのアマゾンのレビュー
・グーグルのページランク
・ヤフーオークションなどの他者からの評価の蓄積
・ツイッターのフォロワー数やフェイスブックの「いいね!」数
・ツイッター・フォロワー数の多い人からのフォロー
・レーティングの高い人との関係の濃さ
・フェイスブック共通の友人数
・学歴、職歴
・年収、税金
・容姿、外見
・ブログのページランク
・使用可能な言語数
・言葉づかい
・家族と出自
・クレジットカードの履歴
・住所
・IQの高さ
・賞歴
・ウィキペディア
・年齢
これらの信用変数は、ますます重要に、そして進化していくだろう。
個人の信用が可視化され、お金に換えることが可能な社会では、僕たちはみな、みずからが「上場」しており、「株価」がついていることに気づかなければならない。それを好むと好まざるとに関わらず、世界は人びとの信用(クレジット)を評価し続ける。
その現実を受け入れ、そのことがもたらすマイナス面に対応していくことは必要だが、信用の電子化が持つ個人の信用創造の可能性についても、僕たちは高く評価し活用していかねばならない。