今年も「鍋の季節」がやってきました。寒い夜は、1~2人前の「小鍋」で温まりながら、「おつまみ」で晩酌を楽しみたいですね。そこで、この記事では、大人気料理家の小田真規子先生の最新作『23時のおつまみ研究所』(ポプラ社)と、ロングセラー『まいにち小鍋』(ダイヤモンド社)から簡単&美味しいレシピを抜粋して紹介。冷蔵庫にある「ベーコン」を使って、「ベーコンの肉豆腐」(小鍋)「カリカリベーコンの没頭サラダ」(おつまみ)を作ります。ぜひ、今日の晩御飯の参考にしてください!

【あたたまる晩ごはん】冷蔵庫にある「ベーコン」でつくる激うま簡単2品…【ベーコンの肉豆腐】【カリカリベーコンの没頭サラダ】豆腐にからんだベーコンの肉汁が食欲をそそる「ベーコンの肉豆腐」

 まず、『まいにち小鍋』から、豆腐にからんだベーコンの肉汁が食欲をそそる小鍋レシピ、「ベーコンの肉豆腐」をご紹介します。

【材料】1人前
ベーコン(半分に切る)…3枚(約45g)
豆腐(半分に切る)…一丁(300g)
ニラ(6cm長さに切る)…1/2把(50g)

【スープ】
めんつゆ(2倍希釈)…大さじ3~4
ごま油…小さじ1
水…1カップ

【仕上げ】
こしょう…少々
からし…適宜

【作り方】
(1)鍋に【スープ】を入れて中火にかけ、豆腐、ベーコンの順に加える。
(2)煮立ったら、弱火で汁をかけながら5~6分煮る。
(3)豆腐を端によせ、空いた所にニラを入れ、火が通るまで煮る。こしょうをふり、お好みでからしを添える。

 続いて、『23時のおつまみ研究所』から、ベーコンのカリカリ食感が頭蓋骨に響いて、没入感がすごいおつまみ、「カリカリベーコンの没頭サラダ」をご紹介します。

【あたたまる晩ごはん】冷蔵庫にある「ベーコン」でつくる激うま簡単2品…【ベーコンの肉豆腐】【カリカリベーコンの没頭サラダ】ベーコンのカリカリ食感が頭蓋骨に響いて、没入感がすごい「カリカリベーコンの没頭サラダ」

「サラダも食べなきゃな」と義務感で食べてしまいがちなサラダ。でも、このサラダはお酒がすすむ! その秘密が「カリカリベーコン」です。

 外はカリカリ、中しっとり。これが、サラダに合うベーコンの合言葉。チップのように、完全に水分をなくしてしまうと、野菜からこぼれおちてサラダとの一体感が出ません。でも、このベーコンなら大丈夫。ドレッシングいらずなのに、すごくビールが合うんです。ぜひお試しください。

【材料】
玉ねぎ…1/4個(50g)
ベビーリーフ…大1袋(50g)
ベーコン…2枚
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/4
酢…小さじ2
こしょう…少々

【作り方】
(1)玉ねぎを薄切りにする。ボウルに冷水を張り、玉ねぎとベビーリーフを20分つける。
(2)ベーコンは2cm幅に切ってフライパン(20cm)に入れ、中火で3~4分カリカリに焼く。
(3)野菜は水気をよくふき、ボウルに入れる。オリーブオイルを加えて、手で全体に絡ませる。
(4)そこに塩を加えて混ぜる。さらに酢、こしょうを加えてよく混ぜたら、器に盛り、ベーコンをのせる。

*この記事は、『23時のおつまみ研究所』『まいにち小鍋』の一部を編集したものです。

小田真規子(おだ・まきこ)
料理研究家。栄養士。スタジオナッツ主宰。女子栄養大学短期大学部卒業後、香川調理製菓専門学校で製菓を学ぶ。「料理をすること」も好きだが、より「考えること」が好きで、度重なる試作・研究の末に、食材や調理の原理原則を独自に導き出して概念化し続けてきた。そのため、「作ると料理がうまくなるレシピ」と定評がある。それがきっかけとなり制作した著書『料理のきほん練習帳』(高橋書店)は、シリーズ60万部に迫り、料理レシピ本大賞in Japan 2014入賞もはたすロングセラーになったほか、『まいにち小鍋』(ダイヤモンド社)、『23時のおつまみ研究所』(ポプラ社)など著書は100冊を超える。