日本人の英語熱は明治維新の頃から高まり続ける一方、英語学習を「つらい」と感じる人はいまだ多い。そういった無邪気な学習者たちに笑顔を取り戻してもらうべく、仕事ができない社員や、愛社精神の低い社員、窓際族などによる非エリート風の言い訳や失敗をまとめた書籍『ろくでもない英語の言い訳300』が刊行された。ネイティブもあきれかえる、職場では絶対に使えないその内容とは? 同書から特別に一部を公開する。

ろくでもない英語の言い訳300イラスト:村上テツヤ

「これはお前たちがはじめた物語だろ?」。そう言い残し、私は職場を去っていった。
“This is a story that you began, is it not?” With those words, I left the office.

 恋人や友人といった大切な人との別れはつらく悲しいものですが、新たなスタートを切り、未来へ進むチャンスともいえます。これは職場にとっても同じこと。転職や配置替え、左遷、逮捕など、理由はさておき職場にも別れはつきもの。
 そしてその去り際にこそ、あなたの真価が問われます。周囲にさわやかな印象を残すために、例えば四つ葉のクローバーを添えてみるのはいかがでしょう? タオルセットやそうめんなんかも実用的でいいですね。

跡を濁して辞めるフレーズ

「辞めるんじゃないんです。異世界転生するんです」
“I’m not resigning. I’m reincarnating into another world.”

「転生」が大ブームです。発端となったライトノベル業界を飛び出し、アニメや漫画はもちろん、ドラマや映画まで異世界転生ものが侵食しています。ブームの背景には、現代社会の行き詰まりが考えられるため手放しで喜べない面もありますが、ここは本書のような無意味な書籍でも読んで別世界をお楽しみください。

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「第一部・完」
“Volume 1 (End).”

「第二部 出戻り」の放送開始は1年後となります。どうぞお楽しみに。

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「次回へ続く」
“Continue to the next episode.”

「次回 辞めるのやめた!」ぜったい見てくれよな!

(本稿は、『ろくでもない英語の言い訳300』を抜粋、再構成したものです)