段取り上手な人が考えていること

 対して、段取り上手な人は相手の事情も考慮しながら段取りを組むことができます。先ほどの例だと段取り上手な人は、相手の人のスケジュールも加味して考えることができるのです。

 たとえば、

・先に欲しい情報を自分で整理して、相手の作業の回数を減らす
・相手の作業時間をなるべく取るようにする
・要望はあらかじめ伝えて無駄な連絡を少なくするようにする
・目的を伝えて目線を揃える

などを考えるのです。当然、一緒に働く人も非常に働きやすいでしょうし、自分自身もバタバタすることなく働くことができます。

 このようにして、本当に段取り上手な人は、他人のことも想定して段取りが組めるのです。やっていることは同じでも「自分のことしかやらない人」とは大きな違いでしょう。

 非常に簡単なことですが、実践できると仕事のしやすさも大きく変わります。ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。