仕事で「ミスする人」と「ミスしない人」の決定的な“段取り”の違いミスをなくそうと心がけることは、効率的に働くことと、ともに働く相手に対して誠実であることにつながっていると実感できる(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本記事は本の要約サイト flier(フライヤー)からの転載です。

おすすめポイント

 絶対に避けたい。そう思っていても起きてしまうのがミスというものだ。「次からは気をつけよう」と気合いを入れ直しても意味はないが、とはいえ「ミスが起きるのは仕方ない」と諦めてしまうこともできない。ほんの小さなミスであっても、時には取り返しのつかないほどの大きな損失につながることがあるからだ。では、どうすればミスをなくすことができるのか。

『仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣』書影『仕事で「ミスをしない人」と「ミスをする人」の習慣』 藤井美保代著 明日香出版社 1540円(税込)

 本書では、業務改善や業務効率化を専門とする著者、藤井美保代氏が、「ミスをしない人」と「ミスをする人」を比較しながら、ミスをしないための習慣や工夫を紹介している。項目は全部で50あり、「考え方」「情報」「段取り」「整理整頓」「コミュニケーション」「ビジネスツール」「気づく力」という7つの観点から、ミスをなくすために押さえておきたいポイントがたっぷり紹介される。

 本書を読んでいると、ミスをなくそうと心がけることは、効率的に働くことと、ともに働く相手に対して誠実であることにつながっていると実感できる。ミスをなくす工夫は、より良く働くことに直結しているのだ。より良い仕事をしたいと願うビジネスパーソンを中心に、働き始めて間もない人や、ミスのなくならない後輩や部下の指導に悩む人にもおすすめしたい。本気でミスゼロを目指したいなら、本書を読むことから始めよう。きっとヒントが見つかるはずだ。(池田明季哉)