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みんな真面目に頑張っているはずなのになぜか成果が出ない……そんな「うまくいかないチーム」は、どうすれば状況を改善できるのか。そうしたチームの問題は、「ある質問」を投げかけると見えてくる。(キャスター取締役 石倉秀明)

うまくいかないチームにある
2つの共通点とは?

「自分のチームはうまくいっているのか」――日々頭を悩ませている管理職は多いのではないだろうか。

 管理職はチーム内の人間関係に気を配りつつ、それでも業績を上げなければいけない。もちろんメンバーが自走し、うまくいっているときはいいが、いつもそういうわけにもいかない。ついこの間までうまくいっていたチームが調子を落とし、業績を悪化させてしまうことはよくあることだ。

 私も管理職として数十のチームをマネジメントしてきたし、それ以外にも個人でいくつかのスタートアップや企業の事業推進のコンサルティングをしている。そうやって複数のチームを見てきた結果、うまくいかないチームには大きく2つの共通点があることがわかった。そうしたチームはたいてい、ある特定の質問に対してうまく答えられないのだ。