「人生観が変わった」「もっと早く読みたかった」と絶賛の声が相次いでいるのが、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』という一冊だ。20万部超のベストセラーとなっている本書は、後悔しない“お金と時間の使い方”についてさまざまな示唆を与えてくれる。今回は、本書の中から、人生を最大限に充実させるための「貯蓄」と「支出」のバランスについて紹介した内容をマンガとともに紹介する。(イラスト©野田映美)

人生を最大限に充実させるという本書の目標を実現するには、貯蓄と支出のバランスをより洗練させなければならない。
私は誰にとっても当てはまる貯蓄と支出の比率はないと考えている。何より貯蓄に回すべき割合は20代、30代、40代、50代と年齢によって変えていくべきだ。
収入の20%を貯蓄する「50‐30‐20ルール」をご存じだろうか? ここでは、支出と貯蓄の比率は80対20となる。
ここから生きるために必要な支出(50%)を差し引いたとき、自由に使える金と貯蓄の比率は30対20となる。このバランスを、人生を通してずっと保つのは正しくない。
若く、これから数年間で収入の増加が十分に見込めるときであれば、収入の20%も貯蓄するなんてバカげている。何も考えずに収入の20%を貯蓄していたとしたら、思い出に残る経験に金を使うチャンスを逃していることになる。
さらにいえば、将来、さらに豊かになるはずの自分のために、今の若い自分が稼いだ金を捧げていることにもなる。一生の視点でみれば、これは最適な金の使い方とは言えない。

(本稿は、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の内容をマンガ化したものです)