正解は 4

解説 投資を続けていると、必ずといっていいほど、儲かりそうな投資話が舞い込んでくるようになります。

そして、うまい話にのって、自分でコントロールできる責任の範囲を超えたお金を預けて運用したりすると、多くのケースで1年以内にお金が戻ってこなくなります。

投資で資産を増やしたいのであれば、信頼できる友人の紹介であっても、他人からすすめられた投資案件を鵜呑みにして、安易に手を出すことはやめたほうがいいです。

「ポンジ・スキーム」にご注意を

もし投資するとしても、自分なりに徹底的に調べたうえで、さらに「最悪の場合、投資したお金を全部失ってもいい」という範囲内で投資をしてください。

運用益があるとしながら、実際は新しい出資者から集めたお金を横流しして、配当金として払い続ける「ポンジ・スキーム」という手法を駆使した投資詐欺が、昔から形をかえながら、あとを絶ちません。

また、私の経験上、FX に限らず、自動売買ツールを使った投資は、最後に必ず破綻します。

儲かるものなら他人に売らず
自分たちで儲けるはず

さまざまな投資会社が自動売買ツールの開発に力を入れていますが、安定して市場のパフォーマンスを超えるものは、私の知る限り、いまだ完成していません。

仮にそうしたツールがあったとしても、それをわざわざ他人に売る必要はないでしょう。

そのツールを自分たちで使ってお金を運用すれば、すぐに大金持ちになれるはずだからです。

ポイント 投資は自己責任が大前提なので、自分でコントロールできる範囲内で運用する

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。