今生きている人生で「悔いのない生き方」をしている人はどれだけいるでしょうか。しなかったことで後悔するよりも、自分に正直な人生を生きたほうが絶対幸せです。「やりたいこと」をやり始めてからが本当の人生だからです。では、「やりたいこと」を見つけるにはどうすればいいのか? 今すぐ「今すぐ、ふせんを使うこと」です。頭の中で考えたところで見つかりません。「書く」のです。
「面倒くさいな」と感じた方、だから「ふせん」なのです。ノートや手帳、パソコン、スマホのいいとこどりした最強アイテム「ふせん」を使うことで、驚くべき効果が表れます。やることは、「書いて貼って並べ替える」だけ。ふせん特有の5つの特色のおかげで、脳の潜在能力をつかいこなして、人生が180度好転します。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋して紹介。ふせんを1日1枚書き始めた瞬間から、みるみる自分が変わっていくことに驚きます。自身の変化とふせんのすごさをぜひ堪能してください。

「考え」や「記憶」を思い出しやすくする「関連付け」とは?Photo: Adobe Stock

ふせんで関連付けすると、思い出しやすくなる

 ふせんを「貼る」ことにより物理的に、外付けHDであるノートに「考え」や情報が「関連付け」されます。

 脳もパソコンも、関連付けをして「整理」する仕組みを内蔵しています。

 脳では言葉は側頭葉、画像や映像などは視覚野など、もっとも適した場所に海馬が自動的に振り分けてくれます。その際、その記憶が行方不明にならないように脳内で関連付けがされるのです。

 しかし、関連付けは毎日行なわれるので、ヒトの脳内では新しい記憶との干渉が起きてしまい、時間が経つと思い出せなくなります。「あれ? 何だったっけ? アレだよアレ! 喉まで出かかっているんだけど、出てこない」という経験、ありますよね。

「忘れる」とは、記憶自体がなくなる現象ではなく、検索できなくなった現象です。だから何かの拍子に、忘れたと思っていた記憶が鮮やかによみがえります。どこに片付けたかわからなくなった捜し物がひょんな拍子で見つかるのと同じです。

 ふせんを貼ると、情報や思考が脳内でエピソード記憶として関連付けされるだけでなく、貼った場所にも物理的に関連付けされます。会社のノートに貼れば仕事に関連付けされるし、価値観や関心事のふせんをプライベートノートに貼れば「やりたいこと」に関連付けされます。

 貼る際に、過去に貼ったふせんも目に入るので、「やりたいこと」に関連した他のふせんの情報や思考とも関連付けされます。幾重にも関連付けされるので、記憶がさらに強化される。結果的に、「検索」という潜在意識下の思考をさらに効果的に使いこなせるようになります。つまり、「考え」や記憶を思い出しやすくなるのです。

(本原稿は、『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から一部抜粋し、構成したものです)