モテる40代のファッションに必要なたった1つのルール【一流スタイリストが伝授】写真はイメージです Photo:PIXTA

「流行を追いかけなければいけませんか?」。ファッションについて語るときに必ず聞かれる質問です。トレンドに染まる必要はありませんが、トレンドを知っておくことは必要です。ファッションで一番大事なことは自分を変えようとすること。世の中は主張の激しい人が目立って注目されがちですが、優しい人がトレンドを知り、ファッションを磨いたら本物のかっこいい紳士になれます。連載『伝説のスタイリスト・近藤昌の「人生を変える装い」』の第6回では、ファッションを通じた自分磨きについてお話しします。(スタイリスト&ファッションディレクター 近藤 昌)

40代、50代が「モテたい」なら心を磨こう

 前回の記事では、ファッションは自己主張になりがちだからこそ、外から見たときにふさわしい姿を演出できれば、簡単に差別化ができるという話をしました。そして、40代、50代のファッションで大事なのは内面のゆとり、余裕であると言いました。これをGQ(ジェントルマン・クオリティー/紳士の品格)と言います。

 そんなジェントルマンの対局にいるのが、「自分さえよければいい」という人たちです。たとえば、全身をブランド物で固めて、派手なアクセサリーをジャラジャラ付けて、裏社会の人のような格好をしている……。

 一目見て、あなたは何を感じ取りますか? 周りを威嚇し、強さを誇示するような人間に見えませんか? 自分はこんな高い物を着られるんだ、珍しい物を持っているんだと示すのはおしゃれではありません。

「服なんて自分の好きな物を着ればいい」と開き直っている人も同じです。極端な例ですが、10年前のスーツを着ながら「君たちの話、わかる!」と若者と最先端のビジネスについて話していても説得力に欠けてしまいますよね。

 おしゃれをするとは、トレンドを知った上で、自分のスタイルを構築していくことです。世の中の流れを知ることが先です。なぜなら、自分はこうしたいと思っていても、世の中は違うからです。

 どうスタイルを作るかは研究が必要ですが、40代、50代がモテたい、かっこよくなりたいのなら、絶対的に内面の優しさ、余裕、ゆとりの表れるファッションです。刺激や危うさを好む人もいますが、大多数は居心地のいい人、思いやりのある人が好きなのです。