価値創造や企業価値向上のための仕組みづくり

 書籍『【実践】価値創造経営』は、以下の章で構成されています。

第1章 なぜいま、価値創造経営なのか?

 執筆陣の問題意識や経営環境を、最新のデータにも基づきながら考察します。

第2章 開示制度が変われば経営も変わる

 価値創造経営に向けたトリガーの1つが、開示制度の変更、すなわち非財務情報の開示に向けた動きにあるわけですが、本章では開示制度の変更内容とその背景、それに取り組むためのステップやスケジュールについて紹介します。

第3章 企業価値とは何かを考える

 そもそも「企業価値」とは何なのか、それを向上するためにはどのような着眼点で、どのような取り組みが必要なのかという点について考察します。

第4章 価値創造ストーリーを可視化して管理可能にする

 価値創造は黙っていても達成できるというものではありません。測定できないものは管理できない、管理できないものは改善できないという考え方に立ち、経営者にとって価値創造を管理可能にして実現するための実践手法について解説します。

第5章 短期的業績管理は最大限自動化する

 「企業の将来をつくる」ことが経営者の最重要な仕事である以上、そのことにもっと時間を使えるようにする必要があります。現在は短期的かつ財務的な業績管理に多くの時間を使い過ぎているため、これを最大限自動化し、経営者と経営スタッフの時間を解放するための実践手法を紹介します。

第6章 価値創造人材を育成する

 価値は機械やITが勝手に生み出すものではありません。価値創造経営のためには、それを実現・実行する人材こそが勝負どころになります。そのような人材をどのように育成するか、どのように増やしていけるのかを考察します。

第7章 テクノロジーを活用する

 第6章までで考察・紹介してきたことをマンパワーだけで実現しようとしても限界がありますから、価値創造にはテクノロジーの有効活用が不可欠です。価値創造経営に役立ちうるテクノロジーとその活用方法を紹介するとともに、その先にある未来像についても考えていきます。

第8章 価値創造のためのプロジェクトマネジメント

 価値創造経営を継続的に実施するとともに、状況変化に応じてスパイラルアップさせ企業価値向上に確実に結び付けていくためには、最終的にはデータドリブン経営を実現することが不可欠です。そのためには、グループ/グローバルでのデータ収集・分析基盤を整備する必要があり、まさにビッグプロジェクトのマネジメント能力が求められます。このような全社的・グローバルなトランスフォーメーションを推進するうえでのポイントや創意工夫例を紹介します。

 書籍『【実践】価値創造経営』のメインターゲットとなる読者は、経営者、経営幹部、経営者をサポートする経営企画部門、経営管理部門の方々です。これらの方々は、価値創造、企業価値向上について日々悩んでおられると思います。こうした方々の悩みや疑問に答え、価値創造や企業価値向上のための仕掛け、仕組みづくりや成果の獲得に本書が少しでもお役に立つことができれば、執筆陣一同この上ない喜びです。

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