コーヒー愛飲家が増えている中国で、米スターバックスがチェーン店トップの座を奪われた。  中国でスターバックスを抜いて売上高と販売数量がトップとなったのは、国内チェーンのラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)だ。同社の届け出で明らかになった。不正会計問題で落ち込んでいた成長が復調した。  ラッキンは資本増強と首脳陣刷新を経て、約1万3300店をほぼ全て国内で展開している。これはスターバックス(6800店)のほぼ2倍だ。ラッキンは成長をテコ入れするためスピード配達やモバイル決済を導入したほか、チーズ味ラテといったヒット商品を生み出している。