実際に海外ではコピーライティングAIの「Copy.ai」や電子メールの文章を生成する「Flowrite」のように、GPT-3のモデルを活用しながらユーザーの文章執筆を支援するプロダクトがいくつも生まれている。

ELYZAは大規模言語AIと独自の大規模データセットを活用し、日本語に特化したAIエンジン「ELYZA Brain」を2020年に開発。このエンジンを改良しつつ“要約”という用途に特化する形で作った「ELYZA DIGEST」は、2021年8月の公開後5日間で13万人が利用したという。

今後はELYZA Pencilで活用されている文章執筆AIを改良しながら、ホワイトカラーの生産性向上の支援を目指す。

ELYZAでは「全国民のホワイトカラー業務の10%以上をAIへ代替できる可能性があると想定しており、今後、ホワイトカラーが行っている『書く』業務をはじめ、『まとめる』『読む』『答える』といった業務をAIでサポートできる世の中にしていきたいと考えています」としており、テキストを大量に保有してる企業との共同研究などにも取り組む計画だ。