そしてTwitterは翌日の4月6日、公式アカウントを通じて、「編集機能については昨年より準備を進めています」と明かした。だが、喜ぶのはまだ早いかもしれない。Twitterは多くの機能を試験的に提供するが、そのすべてを実装するわけではない。編集機能が正式に提供開始されるかどうかについては、今後予定されているテストの状況を見守る必要がある。

 

 

Sequoia Capitalが世代交代を発表、過去にPayPalをIPOへと導いたロエロフ・ボタ氏がトップに就任

 

 

米国を代表するVCのSequoia Capitalは4月5日、パートナー陣の世代交代を明らかにした。同社のトップの座(編集部注:同社はトップの座をSenior Stewardと呼ぶ)は6月5日、マネージング・パートナーのダグラス・レオン氏から同じくマネージング・パートナーのロエロフ・ボタ氏へと渡される。その前日の6月4日はレオン氏の65歳の誕生日だ。

レオン氏がSequoia Capitalにジョインしたのは1988年のこと。その後、1996年にマネージング・パートナー、2012年にはグローバルのマネージング・パートナーに就任した。ポートフォリオにはクラウドベースの業務プラットフォームのServiceNow、顧客体験管理プラットフォームのMedallia、ブラジルのネオバンク・Nubankなどが含まれる。

新たにトップとなるボタ氏は2001年にPayPalのCFOに就任し、同社を2002年2月の上場、同年10月のeBayによる買収へと導いた人物だ。同氏は2003年にPayPalを離れ、Sequoia Capitalにジョイン。Sequoia Capitalでは、YouTube、Square(現Block)、Instagram、Unityなどに投資してきた。

Sequoiaは2021年10月に、10年というファンドの運用期限を取り払うと発表。その発表はボタ氏の署名によるものだったため、数年以内に世代交代がなされるのではないかと噂されていた。

世代交代が進んでいるのは何もSequoia Capitalに限った話ではない。2021年には、Lightspeed Venture Partners創業者でマネージング・パートナーのジェレミー・リュー氏や、Spark Capital共同創業者でジェネラル・パートナーのビジャン・サベット氏も引退を発表した。

米国のVC業界ではTiger Global Managementといったヘッジファンドや、個人で投資を実施するソロキャピタリスト、小規模なマイクロVCなどの存在感が増してきている。競争が激化する中、Sequoiaがファンド運用期限を取り払ったように、どのVCも既成概念にとらわれない施策を打ち出す、次世代のリーダーを必要としているのではないだろうか。