アスエネは三井物産出身の⻄和田浩平氏らが2019年に創業。直近では2022年4月にシリーズBラウンドで国内外の投資家から総額18億円を調達した。

代表取締役CEOを務める西和田氏は「2020年の日本政府のカーボンニュートラル宣言により脱炭素社会への変容が急務となっており、世界・日本でサプライチェーンCO2排出量の削減要請も毎年増加しております。これからも、企業のお客様に対してCO2排出量見える化・削減を中心とした脱炭素経営支援をおこない、ミッションの『次世代によりよい世界を』を追求してまいります」と今後の抱負を語っている。

登録者500万人超えの通話コミュニティを手がける「ナナメウエ」

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ナナメウエではZ世代を中心に500万人以上が登録する通話コミュニティ「Yay!(イェイ)」を運営している。

Yay!は匿名性のSNSで、同世代の人や同じ趣味・趣向を持つ人と交流しやすいように設計されているのが特徴。掲示板のようなオープンなタイムラインに加えて、共通点のあるユーザー同士が「サークル」を作って交流できる。

最大18人で使えるグループ通話機能も人気の要因の1つで、ユーザー同士が音声でつながりながらゲームやYouTube、雑談を一緒に楽しむ場所になっている。中には6〜7時間に渡って通話をつなぎっぱなしのユーザーも存在するという。

2022年4月には複数の投資家から16億円の資金調達を実施。今後はWeb3時代の新しい居場所の創出を目指してトークンを絡めた取り組みなども計画している。

「世の中に『民主化』の流れが来ています。 SNSの文脈では、匿名で素が出せてフラットで多様性があり、他人に寛容なサービスへと人が移動しています。 ファイナンスの文脈では、クリプトが250兆円以上の市場を形成しています。 このSNSとファイナンスの民主化が混ざりあうものこそが次世代のバーチャルワールドを形成します。 Yay!がこの世界No.1になれるよう全力を尽くします」(石濵氏)

テクノロジーで空間の価値を最大化する「matsuri technologies」

matsuri technologies ロゴ
 

「テクノロジーを用いて『たび』と『すまい』の形を変える」をテーマに複数の事業を展開するmatsuri technologies。同社が現在力を入れているのが、テクノロジーを活用して空間の価値を最大化することを目指した「StayX」事業だ。

StayXでは既存の住宅や空き家などのインフラにテクノロジーを取り入れることで、1つの物件を宿泊施設や貸し会議室、短期滞在施設といったようにさまざまな用途で運用可能な空間へと変える。