Skeeponを植物に投与することで、植物自身が乾燥・高温耐性を高め、過酷な環境下でも生育を維持するため、植物のロスを減らすことができる。価格は1リットルのボトルで6050円(税込)。500倍に希釈して使い、1本で最大8万苗へ散布が可能だ。2019年から日本国内での販売を開始し、現在までに累計1万リットル以上を販売している。

海外展開にも力を入れるべく、アクプランタは4月20日に農林中金イノベーションファンド、KHネオケム、SMBCベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドのファーストクローズで約1.5億円の資金調達を実施したことを発表した。調達した資金をもとに、今後海外での製品開発およびグローバルなチーム体制の構築を目指していく。

農業分野における気候変動の影響や減農薬・減化学肥料意識の高まりを背景として、欧米を中心に利用者が増えているバイオスティミュラント資材。アクプランタは2023年春を目処に米国と中国でSkeeponを販売できるよう、開発を進めていくという。

TOKIUMが約35億円の資⾦調達を実施

2022年1月に施行された改正電子帳簿保存法や、2023年10月からのインボイス制度(適格請求書保存方式)の導入を背景に、法人の支出管理業務における課題を解決するサービスを手がけるプレーヤーが増えている。

例えば、クラウド請求書受領ソフト「バクラク請求書」などを展開するLayerX、クラウド請求書受領サービス「Bill One」を展開するSanSanなどが有名だ。スタートアップのBEARTAILあらためTOKIUM(トキウム)も、そのうちの1社。

TOKIUMは4月19日、社名・サービス名をTOKIUMに変更するとともに、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、インキュベイトファンド、ジャフコ グループ、SMBCベンチャーキャピタル、SMBC日興証券、Axiom Asia Private Capitalを引受先とした第三者割当増資により、約35億円の資⾦調達を実施したことを発表した。

同社が展開する領収書のデータ化・回収・点検・保管まで一括代行する「TOKIUM経費精算」、請求書オンライン受領・処理サービス「TOKIUMインボイス」の導入社数は900社を突破している。調達した資金をもとに、今後TOKIUMは新サービスの研究開発、それにともなう採用およびマーケティング活動に力を入れていくという。