米国で3次元の仮想空間「メタバース」の標準化を図る新団体「The Metaverse Standards Forum」が発足した。オープンなメタバース構築に必要な相互運用性向上のために業界全体で協力するという。
今回の「海外テックニュース-Trend Now」では、メタバース標準化団体にかけるMeta(旧Facebook)の期待や、Twitterでの長文投稿を可能とする新機能「Notes」、暗号資産・デジタル資産の仲介業者「FalconX」やNFTマーケットプレイス「Magic Eden」による大型調達を紹介する。
「メタバース」の相互運用性向上を目的とする新団体が米国で発足
社名を「Facebook」から「Meta」に変更した米Metaを筆頭に、多くの企業が仮想空間の世界「メタバース」の構築に巨額を投じている。Metaにいたっては、年間で100億ドル(約1兆3488万円)もの投資を実施する方針だ。
巨額投資の成果を得るために、米国では6月21日、メタバース業界団体「The Metaverse Standards Forum」が発足した。Meta、Adobe、Microsoft、NVIDIA、Qualcomm、Sony Interactive Entertainmentといった大企業が参画する。
The Metaverse Standards Forumでは、オープンなメタバースの構築に必要となる相互運用の標準化に向けて取り組む。メタバース関連用語の定義を明確化するほか、ガイドライン作成なども担うという。