今週(2/11〜2/17)は、温室効果ガス削減支援のゼロボードをはじめ、ESG文脈で事業を手がけるスタートアップによる資金調達が目立った。今回の「スタートアップ最新動向-Weekly SIGNAL」では、注目すべきニュースをピックアップしてお届けする。
今週のスタートアップニュース
渋谷区、東急、東急不動産、GMOインターネットグループがシブヤスタートアップスを設立
渋谷区、東急、東急不動産、GMOインターネットグループは2月13日、シブヤスタートアップス株式会社を2月下旬に設立すると発表した。渋谷に国際的なスタートアップ・コミュニティを生み出すべく、官民による合弁会社でスタートアップ向けの育成プログラム事業などに取り組む。グーグル本社やメルカリUSで勤務経験のある渡部志保氏が、同社の代表取締役社長に就任する。
eMoBi、総額4000万円の資金調達を実施
電動トゥクトゥクを活用したモビリティサービスを提供するeMoBiは2月14日、デジタルガレージが設立したOpen Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合および複数の個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、プレシードラウンドで総額4000万円の資金調達を実施したことを発表した。
シニフィアンの朝倉祐介氏が新たにファンドを設立
シニフィアンの朝倉祐介氏が代表を務めるアニマルスピリッツは2月15日、1月に1号ファンドを設立し、70億円規模のファンド組成に向けた一次募集を完了したことを発表した。同ファンドはシード・アーリーステージのスタートアップを投資対象としており、リミテッド・パートナーとしてみずほ銀行、みずほリース、ふくおかフィナンシャルグループのVCであるFFGベンチャービジネスパートナーズ、日本交通などが名を連ねている。また投資1号案件として、解体工事の一括見積もりサービス「クラッソーネ」を展開するクラッソーネへの出資も発表している。
CollaboGate Japan、総額2.3億円の資金調達を実施
分散型ID技術を軸としたIoT×セキュリティ分野で事業を展開するCollaboGate Japanは2月15日、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、DNX Ventures、ラックを引受先としたJ-KISS型新株予約権の発行により、シードラウンドで総額2.3億円の資金調達を実施したことを発表した。