同社はサービス業の技術習得支援プラットフォーム「ClipLine」を事業の主軸として開発、展開を行う。従来では暗黙知になりがちであった、サービス提供技術を動画という形にする事で形式知に変換をし、効率よくサービスの質の改善や教育コストが削減出来るものになっている。導入企業に対するメリットがすでに数字として現れており、採用費を全体の1/3に削減し、売上昨年対比15%増加、新人育成にかかる時間も1/4になったという効果が出ている(同社調べ)。すでに吉野家や大手ファストフード企業といった企業に導入されており、これからのユーザー利用数増加が期待されている。

2020年9月には、INCJ、みずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、サンブリッジコーポレーションを引受先とする第三者割当増資、ならびに日本政策金融公庫の挑戦支援資本強化特例制度(資本性ローン)により、総額5億円の資金調達を実施。この調達を通し、既存事業「ClipLine」の開発を強化・加速するとともに、新規事業「サブスぺ」の展開を推進していく予定だ。

manebi

  • 調達額:4億8,000万円
  • 合計資金調達額:4億8000万円
  • 調達先:SBIインベストメント / グローバル・ブレイン
  • 備考:他複数の金融機関からの融資を含む

キャリア形成支援プラットフォームサービス「派遣のミカタ」などを運営するスタートアップ。

同サービスは2015年に改正された派遣法によって義務化された、キャリア形成支援制度に対応した派遣スタッフ向けの研修コンテンツサービス。派遣スタッフのキャリアアップやコンプライアンスに対する教育に加え、定められている事業報告書の作成なども自動化されており、必要とされる研修にかかる工数の削減を実現している。他にも企業内オンライン動画学習&情報管理共有プラットフォームサービス「Playse」を運営している。

2020年8月にはグローバル・ブレインおよびSBIインベストメントを引受先とする第三者割当増資を実施、また複数の金融機関から融資により総額4億8000万円の資金調達を完了した。本調達によって自分らしく輝くためのプラットフォームを実現するべく、オンライン採用/研修プラットフォーム「playse.」および、派遣業界特化eラーニング「派遣のミカタ」への投資を行い、個人だけでなく、企業にとっても幸せな人の採用、幸せになれる教育をオンラインで実現するHeart Tech platformを構築して行く方針。