ウーオにとっては、2018年2月にインキュベイトファンドなどから1.2億円を集めて以来となる資金調達だ。この2年の間に2港の買参権を獲得し、自ら仲買業者として事業に取り組むとともに、パートナーやユーザーとの関係性を作ってきた。

提携漁港の分布。すでに100以上の漁港と提携が進んでいる
提携漁港の分布。すでに100以上の漁港と提携が進んでいる

現状では思い描いてきたマーケットプレイスの手前に差し掛かっている状況だ。今はウーオ自らが仲買業者として産地で鮮魚を買い付け、それを水産業者や小売業者に販売することで得られる利益が同社の主な収益源になっている。ただマーケットプレイスに参画する事業者が増えていけば、そこでのビジネス(手数料)の割合が増えていくだろう。

パートナー漁港の数が3桁を超えてきた一方で、今回ローンチしたアプリを起点に小売側のユーザーとの接続も進みその準備も進みつつある。

今後ウーオでは特に魚を供給するパートナー漁港/事業者の拡大に力を入れていく計画。引き続きプロダクトのアップデートも進めながら、マーケットプレイスの拡大を目指す。

参画するプレイヤーが増え、マッチングが加速すれば健全な競争も生まれ「産地の相場が上がっていく」状態を作れるかもしれない。漁師がきちんと儲かる世界を作ることで、水産業を再び盛り上げる。ウーオの挑戦は始まったばかりだ。