Luupは電動アシスト自転車や電動キックボードのほかにもさまざまな電動モビリティを開発している 画像提供:Luup

岡井氏は、電動キックボードはシェアリングサービスとして提供することでその力を最大限に発揮するという。IoTの技術により、「事故多発エリアでは機体を停止」、「危険エリアではスピードを遅く」といった制御が可能だからだ。

ヘルメットの着用や原付免許の保有は必須にするべきか、そもそも電動キックボードはどこを走るべきなのか――。Luupは実証実験を重ねることで、今後も最適なシェアリングサービスのありかたを模索する。

「今回の実証実験で知りたいのは、電動キックボードと自転車の安全性における相違点です。ヘルメットの着用や原付免許保有の必要性に関しては、今後の実証実験で検証していきたいと思っています。『可能な限り丁寧に階段を登っていきたい』というのが僕たちのスタンスですが、できるだけ小刻みに急いで登りたいとも考えています」(岡井氏)