堀辺氏は、新型コロナウイルス感染症対策でテレワーク・リモートワークなどの新しい働き方や職場モデルを推進する動きが活溌化したことを背景に、toaster teamの利用社数が急増したと説明する。
「チャットツールやZoomのようなWeb会議サービスでは、同僚に業務の指示や教育が難しいとの声もあがり、企業のストック情報を組織で運用できるツールが求められました」(堀辺氏)
2月にベータ版をリリースした際の導入企業数は約300社だったが、現在では約1300社が利用する。製造業やIT、小売、サービス、教育、外食、士業、宿泊業、コンサルティングファームなど、幅広い業界業種に利用されているという。
nocoは10月8日、ベンチャーキャピタルのアプリコット・ベンチャーズ、STRIVE、VOYAGE VENTURES、そして2名の個人投資家を引受先とするシードラウンドで、7500万円の資金調達を実施したことを発表した。同社は調達した資金で、開発体制の拡大やカスタマーサポート体制の構築のため、採用を強化する。
今秋には、Webメディアを中心としたニュースをクリッピングし、チームでディスカッションする「ニュースボード機能(仮称)」を追加して提供する予定だという。