ここ日本でも、「Monokabu(モノカブ)」、「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」、「KCKC(キクシー)」など、真贋鑑定を提供するスニーカーのリセールプラットフォームは存在する。StockXも6月に日本でのローンチを発表した。スニーカーだけでなく、トレーディングカードに対して真贋鑑定を提供する「magi」や「Clove」といったプラットフォームも登場している。
日本経済新聞は7月、ECにおいて、架空の連絡先を届け出た出品者が偽ブランド品を販売する事例が多発しているため、政府が悪質な出品者の排除を運営者に促し消費者を保護するための新法を検討していると報じた。声優の金田朋子氏が9月にYouTubeで「有名フリマアプリ」で騙されて偽物のスニーカーを購入してしまったことを明かしていたように、ネットではフリマアプリに偽物が出回っているという類の報告が絶えない。eBayによる真贋鑑定の提供は、日本のプラットフォーマーにも消費者保護の姿勢を示す格好となった。