ティーンエイジャーや20代前半にとっては、K-POPのアーティストが身近な憧れの存在なんだなと感じますね。彼らのダンスやサウンドプロダクションのクオリティの高さは海外で勝負することを前提にして作り上げられたものなので、そういう作品性の高さがちゃんと伝わっているんだなって実感します。
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──日本は世界中でも「まだCDが売れる国」として稀有なポジションにいますが、2021年以降の日本におけるストリーミングの成長を、どのように見込まれていますか?
今年は米津玄師やRADWIMPSのサブスクリプションを解禁したこともあり、ストリーミングのカタログの幅がどんどん広がっていることでユーザーは増えています。
コロナの状況も成長に関わっているかどうかの判断は難しいんですが、ずっと成長は続いています。それによって、先ほども言ったようにリスナーにとっては壁がなくなっていくので、ジャンルとか時代にこだわらずに曲を聴く流れが増えていって、CD時代とは違うヒットの生まれ方が今後も出てくるんじゃないかと思います。
アーティストにとっては、なにかのきっかけで世界のプレイリストにピックアップされて海外でリスナーベースを作ることもできるように、良い音楽には平等にヒットする機会が開けていると思うんです。
我々としては、レーベルからのプロモーションに左右されることなく、データとエディターのレギュレーション力を掛け合わせて、さらにAIの機械学習によるパーソナライゼーションを組み合わせることによって、アーティストに対してはファンベースを増やしていくお手伝いができたらと思っています。
また、リスナーに対しては見つけたい音楽を見つけられるように、アーティストとリスナーの出会いを最大化していきたいですね。