2021年はリモートワークがますます進み、レガシーソフトウェアをモダンソフトウェアに切り替える流れがますます加速するはずです。カスタマーサクセスをコアに据えているSaaSのアダプション(採用)の流れは不可逆でしょう。

そういう意味で2021年は、SaaSのAI化が普及し始める年になると予想しています。体系化されたデータを保持するSaaSとAIは相性が良い。そのユースケースは下記3つです。

  • ユーザの好みに合わせて最適化された「Personalized UI」
  • ユーザ属性に合わせて画一的なSMLではない価格が提案されるPersonalized Pricing
  • ユーザが期待するValueを提供するPersonalized Customer Success

あとSoR(System of Record)から、SoE(Engagement)とSoI(Intelligence)へと発展するSaaS企業が出てくると期待を込めて予想します。

SaaS市場が現状の6000億円から1兆円に向かうカウントダウンはもう始まっている。2021年も改めてSaaSにとって大きな年になることを確信しています。