![Android OSを搭載する専用コントローラーとシースルースマートグラスにより構成されるエプソン“Moverio”「BT-40S」](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/-/img_875c7d66457aba006fd45cdf89730231364679.jpg)
エプソンのMoverio(モベリオ)は、今年の秋にデビューから10周年を迎える国産スマートグラスの先駆けと呼ぶべきシリーズだ。
今回、春に発売されるモベリオの第4世代最新モデルである「BT-40S」はエプソンが独自に開発するシリコンOLEDディスプレイをフルHD画質に高画質化。筐体を分けた専用コントローラーにはAndroid OSを載せて、Google Playストアにも対応した。
この記事では製品レビューに加えて、本機がこれからのメガネ型ウェアラブルデバイス市場を切り拓いていく可能性についても考察してみたい。
明るく高精細なフルHD画質
モベリオは顔に装着して両目で映像を視聴するスマートグラス。映像を表示した状態で背景には現実世界の景色が透けて見えるシースルースタイルなので、映像を見ながら手を動かしたり歩いて移動することもできる。一般的にAR(拡張現実)やMR(複合現実)に区分されるデジタル映像技術に対応するデバイスだ。
![装着イメージ。かけた状態でもクリアな視界が確保される](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/-/img_53795717db951ba8c9fe84c8392ae8071076341.jpg)
エプソンが独自に開発した0.45インチのシリコンOLED(有機EL)パネルを本体の左右側部に内蔵。映像を曲面ミラーに反射させ、前面のハーフミラー層に投射された映像を見る。約2.5m離れた手前にフルHD(1920×1080画素)、60型相当の明るく高精細な画面を映し出せる。