クラスは調達した資金をもとに、2年後までに商品数を現在の10倍にまで拡大させる。その上で欠かせなかったのが、物流施設を持つ日本GLPグループとの連携だ。現在も合計で1000坪ほどの倉庫スペースを借りている状況だが、「拡大に向けてより広大なスペースが必要となる」(久保氏)ため、日本GLPが所有する施設を追加利用することを検討。また、日本GLPのグループ企業・モノフルと連携し、倉庫スタッフの依頼や管理を支援する「適材ナビ」を活用するなどして、CLASの“物流屋”としての側面を強化していくことも視野にある。

「商品数は増やそうと思えばいつでも増やせました。100社ほどのメーカーとの取引があるため、数万点の商品を揃えることは難しくありませんが、サブスクリプションサービスとしての完成度を高めるため、プロセス、オペレーション、システムを作り込んできました。急拡大をしても問題がない状態になったため、大型の資金調達を実施し、商品数と顧客数を一気に増やしていく方向に舵を切りました」(久保氏)