BluAgeでは物件探しアプリ「カナリー」を展開している
BluAgeが展開する物件探しアプリ「カナリー」

日本でも一見“レッドオーシャン”に見える業界はいくつか存在するが、不動産賃貸サービスはその代表例だ。SUUMOやLIFULL HOME'Sを筆頭に複数の大手プレーヤーが存在し、検索エンジンを使ってウェブから物件を探せば多数のポータルサイトに行き当たる。

各サイトには豊富な物件情報が掲載されており、この牙城を崩すのは簡単ではない。だからこそスタートアップにとっては参入ハードルが高く難しい領域と言えるだろう。

ただ既存の事業者とは異なるアプローチからこの市場に入り込み、着実に成果を積み上げてきた企業もいる。物件探しアプリ「カナリー」を展開するBluAgeがそうだ。

同サービスは2019年6月にiOSアプリとして正式にローンチ。AIを活用しておとり物件などによる情報の重複を極力なくすとともに、アプリでの部屋探し体験に特化してプロダクトを開発することで細かい使い勝手を磨いてきた。

直近では毎月約10万件のペースで新規ダウンロード数を増やしており、累計ダウンロード数は100万件を超える。