【2位】
「『やりたい、やってみたい』と『やってみた』では、天と地ほどの差があると思う」

今年1番の名言は?「名言グランプリ2023」ベスト10

数々のチャレンジを、「やってみた」と実現しているイモトアヤコさん。

「性別や年齢、環境、立場にとらわれず、自分がやってみたいことを実際に始めてことで、わかることがある。その『違い』を受け入れ、リスペストにつながるのでは」との旨を、自身のブログで言及しました。

興味はあっても、なかなか一歩を踏み出せずにいる人に対し、行動することの価値を述べた点が、強く印象に残ったと評価されました。

このコトバについて、審査員のコメントをご紹介します。

田原総一朗さん(ジャーナリスト)
「多くの人がみんな『やりたい、やってみたい』と思いながら、できない。『やってみた』のほうが格上なんですよ。『やりたい、やってみたい』っていうのは、憧れなんですよ。『憧れ』の先に『やってみる』がある」

堀江貴文さん(実業家)
「今の時代、チャレンジするハードルがめちゃくちゃ下がっている。例えば、会社を作って失敗したとして、昔は『失敗したからお金は貸さない』と言われて終わってしまっていたのが、今はクラウドファンティングでもお金を集められるし、何回でも挑戦しやすくなった。だから、『やりたい、やってみたい』って言っている人のほうが損する時代なんですよ。『やってみた』ほうがいいんです」

そして第3位には、コピーライター・糸井重里さんの次のコトバが選ばれました。

【3位】
「勇気ってことばの代わりに、『試しにやってみる』」

今年1番の名言は?「名言グランプリ2023」ベスト10

糸井さんの地元・前橋で、高校生たちを前に「勇気の授業」をおこなったときの一節。

「勇気」をテーマに、人生の先輩から後輩たちへおくられたメッセージです。

「勇気」というと「とんでもないことを成し遂げないといけない」印象があり、手を出しにくいですが、それを「試しにやってみる」と言い換えることで気軽なものになり、聞いた人がチャレンジの数をふやせると評価されました。

このコトバを巡っては、審査員から次のようなコメントが寄せられました。

山口真由さん(信州大学特任教授)
「いまできていない理由をどれだけ説得的に言葉を重ねるよりも、不格好でも照れくさくてもとにかく一歩進む。その一歩ずつが積み重なれば明日は少しずつよくなる。言葉を選ぶ名言グランプリであえて行動を求めるこの言葉が心に刺さりました」

田中里奈さん(プロデューサー・モデル)
「勇気という言葉のもつ重みに対して、やってみよう、と思わせてくれる心を軽くするような魔法の言葉。私も『新しいことは脳トレだと思ってやってみる』とか、『テイスティングする気持ちで』とよく言ってるので、流派が一緒だなと共感しました」

さて、以上が、グランプリから第3位のコトバでした。

つづいて、第4位から第10位に選ばれたコトバを一気にご紹介します。(※「伝え方研究所」の発表に基づく)