話が上手な人の誘い方

 対して、話が上手な人は次のように友達を誘います。

「今度カフェ行かない? この前たまたまいいカフェ見つけてさ、穴場っぽいんだよね。安くて美味しいだけじゃなく、写真映えもするの」

 どうでしょうか。言っている内容はそのままですが、最初に「おでかけの誘い」であることがわかるので、聞いている側はどんなところに誘われているのか、後半の内容をプレゼンのひとつとして聞くことができます。

 すでにおわかりのとおり、話が上手い下手は内容で決まるものではありません。あくまで言葉の順番で決まるものなのです。話の上手な人は必ず最初に「提案か」「相談か」「感想か」などジャンルがわかる枕詞をおいています。

 たとえば、皆さんが、友達から「今悩んでいることがあってさ」と言われたら相談モードに自然と頭が切り替わるのではないでしょうか。

 このようにして、話が上手な人は最初から詳細を話すのではなく、必ずどんな話なのかをさりげなく提示します。

 些細なことですが、ちょっとの意識で聞いている人のストレスは一気に減るのでぜひ試してみてください。