ジャネット・イエレン米財務長官は12日、米経済は深刻な景気後退を招くことなくインフレを抑制し、いわゆるソフトランディング(軟着陸)を達成する道筋をたどっているとの見解を示した。イエレン氏はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「CEOカウンシル」で「ソフトランディングとは経済が成長を続け、労働市場が力強さを維持し、インフレが低下することだと考えている。それがわれわれの進んでいる道だと確信している」と語った。また、インフレ率が米連邦準備制度理事会(FRB)の目標とする2%に向かって低下していることをデータが示しているとし、目標達成への最終段階が米国人の苦痛になるようには見受けられないと述べた。