米マイクロソフトは人工知能(AI)とスーパーコンピューティング分野の強化に取り組む中で、原子力発電が膨大な電力需要を満たすのに寄与すると考えている。テクノロジー業界では電力獲得が大きな課題だ。データセンター1カ所の消費電力は数十万世帯分に匹敵することもある。AIは演算能力の絶え間ない拡大を必要とする。原子力発電は二酸化炭素(CO2)を排出せず、再生可能エネルギーとは異なり24時間継続して電力を供給できる。だが、米国の原子力規制における許認可手続きは事業者にとって煩雑かつ高コストで、原発の建設には大きなハードルが立ちふさがる。 マイクロソフトはAIがこうした許認可手続きの効率化に寄与するか調べるために、生成AIを導入した実験を行っている。複数の同社幹部が明らかにした。
マイクロソフト、AI推進へ原発利用強化
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