これを日経オプションと比較してみましょう。日経オプションは、マルティプライアが1,000で、1日約150,000個のボリュームがありますから、2013年1月現在の日経平均株価を約11,000円とすればだいたい1日あたりのオプション取引量は、ノーショナルで
11,000×1,000×150,000=1.65兆円程度
となります。一つの目安として、どれほどKOSPI200オプションの取引量が膨大かお分かりになると思います。
取引量という意味では、アメリカの代表的な株価指数S&P500オプションやヨーロッパのEURO STOXX50オプションもKOSPI200には及びません。
KOSPI200オプションの取引量が多い理由
このKOSPI200オプションの取引量の最大の理由に、オプションマーケットへの個人投資家の参加が挙げられます。
Korea Exchangeは、オプション取引量を取引者の属性ごとに公開しています。それによると、オプション取引の実に約30%が「Individual(個人)」によるものです。つまりノーショナルに換算して約10兆円近くが個人投資家によるものですから、驚きです。
また、取引手数料が非常に低く、多くの海外の金融機関やヘッジファンドがプログラムトレーディングを行っていることが知られています。