米アマゾン・ドット・コムは経営破綻した米メディア・娯楽企業ダイヤモンド・スポーツ・グループへの出資を巡り交渉中だ。アマゾンはネットフリックスやディズニーなどの動画配信大手に対抗するため、スポーツコンテンツに攻勢をかけている。事情に詳しい複数の関係者によると、今年に入り連邦破産法第11条の適用を申請したダイヤモンドは、アマゾンとの間で戦略的投資と複数年にわたるストリーミング提携を巡り積極的に交渉している。ダイヤモンドは全米40余りのプロスポーツチームの試合の放映権を保有する。合意に達した場合、ゆくゆくはダイヤモンドの放映する試合がアマゾンの動画配信サービス「プライム・ビデオ」でストリーミング配信される見込みだ。 アマゾンがどの程度の出資を計画しているかは不明。いかなる取引も実施には破産裁判所の承認が必要で、とんざする可能性もある。