米電気自動車(EV)テスラの運転支援システム「オートパイロット」に関する大量リコール(回収・無償修理)や、ゼネラル・モーターズ(GM)の無人タクシー事業の危機は、自動運転車が障害物にぶつかったかのような印象を与えるかもしれない。だが実際には、自動運転技術はより広く採用されようとしている。ただ、それがあなたの生活や、自動車生産の経済性をすぐに変えるとは思わないほうがいい。米道路交通安全局(NHTSA)は13日、オートパイロットを搭載したテスラ車200万台以上のリコールを発表した。オートパイロットは自動操縦、周囲の車に合わせた速度での走行を可能にする技術だ。このニュースはテスラの利益にとっても、運転支援技術にとっても、数字が示すほど悪いものではなかった。
テスラの自動運転技術、正しくも険しい道
段階的に運転支援機能を向上させる取り組みは優れているが、競合社も存在
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