住宅価格のあまりの高さに卒倒しそうになっている住宅購入者は、住居費がインフレを大幅に緩和するなど、ばかげた考えだと思うかもしれない。だが、エコノミストの間ではこれが2024年の基本シナリオとなっている。インフレとの闘いは、よく言われる「最後の1マイル」まで来ており、あとは住居費という最大の障害を乗り越えるだけとなっている。11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%上昇に減速した。中古車、家具、電化製品など一部耐久財の価格が下落したことが寄与した。このため、一部のインフレ統計は2024年の早い時期に米連邦準備制度理事会(FRB)の目標値2%に戻る可能性がある、との楽観的な見方が強まっている。
米インフレ、高い住居費が来年の下げ要因になる訳
その答えは家賃変更のタイムラグとインフレ率の計算方法にあり
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