米サンフランシスコ地区連銀のメアリー・デイリー総裁は18日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、今年に入りインフレが改善していることから、米連邦準備制度理事会(FRB)が2024年の利下げを検討し始めるのは適切だとの認識を示した。デイリー氏は、政策金利とインフレに関する自身の見通しは、FRBが先週公表した当局者19人の予測中央値に「非常に近い」と述べた。インフレ率が想定よりも速いペースで低下する中、大半の当局者は来年少なくとも計3回の利下げを見込んでいる。ここ数カ月で確認されたようにインフレ率が今後も着実に低下傾向をたどれば、政策金利は「来年3回(の利下げを)実施したとしても、かなり制限的な水準にとどまるだろう」とデイリー氏は指摘した。
FRB、来年の利下げ検討開始は適切=SF連銀総裁
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