大学生、そして社会人からも圧倒的な支持を受ける就活塾「我究館」をご存じだろうか。
第一志望内定率92.7%と圧倒的な成果を残し、ロングセラー『絶対内定』シリーズの著者としても有名だ。今回は、本シリーズの『絶対内定2026 面接』より現在就職活動中の人に向けて「面接を通過する人が当日の朝にやっていること」を紹介する。(本記事は、2024年1月8日の記事をアップデートし、2025年度版<2026年卒向け>として掲載しています)

面接当日は何を準備すればいいか
「誰かを蹴落としてでも自分が選ばれよう」ではない。
「自分もがんばるけど、みんなのことも応援する」という気持ちで受ける。
「自分さえ良ければ」という器の小さい人間が欲しいという会社は少ない。自分に自信がないとき、人は「自分さえ良ければ」という気分になる。
そうではなく、自分に自信がある状態で面接に臨みたい。
気分によって、かもし出す雰囲気やオーラ、印象はまったく違ってくる。
誰だってどんなにすごい人だって、少々自信がないモードのときはある。
そうなると、誰だってまず自分のことでいっぱいになり、どうしても自分優先、結果として「自分さえ良ければ」に近い心理状態になる。
「面接」をピークに持ってくるコンディション作りが大事だ。
スポーツ選手が、試合の日、試合の時間にバイオリズムのピークがくるようコンディションを調整するように、就職活動においては、面接でベストの自分を出せるようにすることが重要だ。
これは面接に限ったことではない。
試験でもプレゼンでも、重要な会議でも、社会人になればバイオリズムのピークに意図的に持っていかなければならない場面は、山ほどある。
いつもフルスロットルの自分であろうとするなかれ。緩急をつけよ。
緊張と弛緩。ここぞというとき、ベストの自分が出せる「大人」になることだ。
(本稿は『絶対内定2026 面接』を抜粋、再構成したものです)
(株)ジャパンビジネスラボ創業者、我究館、プレゼンス創業者・元会長
1963年東京都生まれ。慶應義塾大学理工学部管理工学科卒。米国ハーバード大学ケネディ行政大学院修了(MPA)。87年、住友商事入社。損害保険会社に転職し、経営戦略と人材育成・採用を担当。90年、シャインズを結成し、『私の彼はサラリーマン』でCDデビュー。92年、(株)ジャパンビジネスラボ及び「我究館」を設立。就職活動に初めて“キャリアデザイン”の概念を導入し、独自の人材育成「我究(がきゅう)」を展開。94年『絶対内定95』を上梓。97年、我究館社会人校を開校。2001年、TOEIC(R)/TOEFL(R)/英会話/中国語コーチングスクール「プレゼンス」を設立。08年にハーバード大学ウェザーヘッド国際問題研究所客員研究員に就任、日米の雇用・教育問題と政策について研究。11年8月急逝。著書は「絶対内定」シリーズ、『新TOEIC(R)テスト900点 新TOEFL(R)テスト100点への王道』(共にダイヤモンド社)、『ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか』(共著、英治出版)、『アツイコトバ』(一部電子書籍はダイヤモンド社より発行)等。
心から納得のいくキャリアの描き方と実現をサポートする就職・転職コーチングスクール。1992年の創立以来、30年以上にわたり全業界に1万人以上の人材を輩出。日本を代表するコーチ陣が、就職、転職、ロースクールや医学部進学、MBA留学、資格取得等、次の成長の機会を模索し、その実現に悩む人々をバックアップしている。