2020年米大統領選の結果を覆そうとしたドナルド・トランプ前大統領の取り組みを巡る捜査を担当するジャック・スミス特別検察官は27日、トランプ氏が刑事裁判に政治を持ち込もうとしているとして、連邦判事に対し、これを阻止するよう求めた。検察側は裁判所への提出書類で、タニヤ・チャトカン連邦地裁判事に対し、トランプ氏とその弁護団が「法廷を無関係な偽情報を宣伝する場」にしないよう求めた。検察は「この裁判は政治ではなく、事実と法律に関わるものであるべきだ」と述べている。一方、トランプ氏は声明で、スミス氏を「ペテン師ジョー・バイデン氏の使い走り」と呼び、特別弁護団は「法律と、この 『裁判』を一時停止し、訴訟手続きを進めるべきでないという(判事の)明確な指示を無視している」と述べた。トランプ氏の弁護団は、文書を提出して対応する見込み。
トランプ氏の刑事訴訟、検察は政治的な主張排除を要求
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