2024年米大統領選挙の共和党候補指名を争うニッキー・ヘイリー氏は28日、南北戦争が奴隷制を巡る争いで引き起こされたと釈明し、政治的な騒動を治めようとしている。これに先立ち27日夜、ニューハンプシャー州の集会で奴隷制に触れず批判を受けていた。ヘイリー氏はラジオ番組で「もちろん、南北戦争は奴隷制度が原因だった。私たちはそれを知っている。それは簡単なことだ」とし、「私は南部出身だ。もちろん、奴隷制度について知っている」と述べた。27日の発言は、民主党と共和党から批判を浴びた。発端は、集会で出席者の男性が「南北戦争の原因は何か」と問いかけたことだ。ヘイリー氏は「簡単な質問」ではないと前置きした上で、原因は「基本的に、政府がどのように運営されていたのか、つまり自由と、人々に何ができ、何ができなかったのかだ」とし、さらに「言論の自由、信教の自由、政府に邪魔されることなく自分のしたいことをする自由、なりたい自分になる自由を個人が持てるように、あらゆることをする必要がある」と語った。
ヘイリー氏が釈明、南北戦争巡り奴隷制に触れず批判
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