お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失ったついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるの楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【71歳ひとり暮らし】オートファジーで整う…胃腸を休ませるためにオススメの“プチ断食”のやり方写真:川瀬典子

胃腸を休ませるため
“プチ断食”しています

毎日食事をしていると、胃腸は絶えず働き続けています。そこで私は胃腸を休ませるため、定期的にファスティング(プチ断食)をするようにしています。

一度やってみるとおわかりいただけると思いますが、極限までお腹がすくと、なんとなく本能が研ぎ澄まされる感覚を得られるように感じてきます。

ものすごく頭が冴える感覚が芽生えて、直感が鋭くなるような気がするのです。

丸1日か2日くらい
水分だけで過ごします

私のプチ断食のやり方は、丸1日か2日くらい水分だけで過ごすというものです。

水分は、白湯やカフェインが少ない番茶などを飲むようにしています。

プチ断食をして血糖値が下がりすぎるのもよくないので、あえて2~3倍に薄めた酵素ドリンク(拙著『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』101ページ参照)のような甘いものを飲むようにもしています。

1日、2日は食べなくても
けっこう平気なものです

固形物は一切食べないけれど、酵素ドリンクを飲みながら血糖値を一定に保つようにすると、食べなくてもそれほどつらさを感じません。

私は1995年、阪神・淡路大震災を経験しています。そのとき、スーパーが閉まっていて食べ物が入手困難になり、「どうしよう」とうろたえたんですね。

しかしその後、プチ断食をするようになって、人間は水分さえあれば、1日、2日は食べなくてもけっこう平気なものだなと実感しました。

プチ断食中も
ごく普通に活動します

些細なことのように聞こえるかもしれませんが、この点に気づいたことで得た安心感はものすごいですよ。

今は何か不測の事態が起きても、数日間ならうろたえずに過ごせる自信があります。

ちなみにプチ断食をしている間も、仕事を休んだり、外出を控えたりすることはありません。ごく普通の1日を過ごします。