資産18億円を築いた87歳、現役トレーダー宅で、毎朝4時にインターホンが鳴るワケ

テレビ・ネットで「日本のウォーレン・バフェット」と話題！ 1936年（昭和11年）、兵庫県の貧しい農家に4人兄弟の末っ子として生まれた。高校を出してもらってから、ペットショップに就職。そこでお客だった証券会社の役員と株の話をするようになった。そして19歳のとき、4つの銘柄を買ったことが株式投資の始まりだった。あれから68年、バブル崩壊では10億円あった資産が2億円にまで減った。しかし今、資産は18億円まで増え、月6億円を売買しながら、デイトレーダーとして日々相場に挑んでいる。隠しごとなしに日常生活から投資法まで全部書いた話題の書『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え　資産18億円を築いた「投資術」』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものをお送りする。

毎朝4時に
インターホンが鳴るワケ

朝2時起きで、ひととおり指数の確認をしたら、新聞で経済ニュースに目を通します。そこで銘柄にまつわるめぼしいニュースを見かけたら、その銘柄の情報を確認します。

朝4時ごろには日本経済新聞（日経新聞）が届くので、すぐに読み込みます。

新聞は来る時間が日によってまちまちで、何度も「新聞届いたかな？」と確認するのは手間ですから、新聞を入れるときにインターホンを鳴らすようにしてもらっています。

日経新聞は
紙・電子版ともに購読

ちなみに、私が66歳でネット取引を始めて、すぐ取材に来たのも日経新聞でした。電子版も購読しており、ニュースはパソコンでも逐一チェックします。

最近はネットでいろんなことを検索できますから、自分の持っている銘柄に関連するニュースだけをチェックするなら無料のネット情報だけで十分、新聞は必要ないと考える人もいるようです。

でも、私は有料の情報を含めて、ニュースを広くチェックしておくことは重要だと思いますね。

無料のネット情報だけでなく
有料の情報も大切なワケ

たとえば、わかりやすい例でいうと「トヨタ自動車の株価が上昇した」というニュースがあるとします。私はそのニュースを見ると、パッと「トヨタ自動車の関連企業の銘柄も上がるかも」と思い至るわけです。

トヨタ自動車の関連銘柄にはデンソー、アイシン、トヨタ紡織、愛知製鋼、ジェイテクトなど、複数あります。

たとえば、デンソー株を持っている人で、デンソーのニュースしかチェックしていないと、トヨタ自動車が好材料を出したときの値動きに出遅れてしまうかもしれません。

そうした意味でも、有料のものを含めて、世の中の情報を広く知ることは非常に重要なのです。

朝5時に米国株式市場の
動向をチェック

そして、朝5時、サマータイムだと米国市場での取引が終わるので、あらためてADR（米国預託証券）を中心とする米国株式市場の動きをチェックします。

米国市場の取引が終わるときには、市場関係者の大きな拍手がテレビ画面から聞こえてくるのでわかりやすいです。なんとも米国らしいですね。

さらに朝6時には日本先物取引が終わるので、その結果もチェックします。

※本稿は、『87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え　資産18億円を築いた「投資術」』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。