PHOTO: CAM POLLACK/THE WALL STREET JOURNAL
【東京】1980年代後半、日本の大口投資家は米国の商業用不動産市場に押し寄せた。当時はニューヨークのロックフェラーセンターのような不動産を相次ぎ購入して注目を集めたが、程なくして市場は大幅な調整局面に入り、散々な結果に終わった。
いま日本の機関投資家や不動産企業の一部は同市場に戻っている。今回は著名な物件の取得を誇示するためではない。長期的にポートフォリオを分散させ、市場低迷を利用して掘り出し物を手に入れることが目的だ。