総予測2024#4Photo:PIXTA

特集『総予測2024』の本稿では、アナリスト予想を活用して「利益が伸びる株」「割安度がアップする株」など4種類の「お宝株」候補を選抜。来期以降も業績の拡大が期待できる中長期保有向けの440銘柄をリストアップしたので、新NISAでの銘柄選びの参考にもなるはずだ。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)

「週刊ダイヤモンド」2023年12月23日・30日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。

新NISAでも注目したい
中長期保有向きの4大ランキング

 いよいよ2024年から新NISAがスタートする。そこで提案したいのが、個人投資家の強みである「時間を味方」にした投資法だ。

 株価は短期的には需給やニュースによって動くが、中長期では業績の伸びに比例する。顧客の資金を運用する機関投資家の場合は、四半期の成績をシビアに求められるが、個人投資家は業績が伸びる株を素直に買えばいいのだ。

 そこで本稿ではアナリストの業績予想(コンセンサス予想)を活用し、中長期で好業績が期待できる銘柄をセレクト。「利益が伸びる」「割安度がアップ」「高配当が魅力」「売上高が急拡大」という、4種類の「お宝株」候補となるランキングを作成した。どのランキングも単純に増益率や割安度で並べたのではなく、複数の条件を組み合わせて精度を上げる工夫をしている。

 それぞれタイプの異なるランキングなので、銘柄を組み合わせてポートフォリオを作ることもお勧めだ。次ページ以降で「お宝株候補」の440銘柄を一気に発表するので、ぜひ24年の銘柄選びの参考にしてほしい。